上の歯の間に通した糸ようじ(デンタルフロス)が臭い

歯周病治療体験談

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私は糸ようじ(デンタルフロス)で歯間の掃除もしています。
歯と歯の間の汚れは歯ブラシでは完全に落としきれないため、歯間ブラシや糸ようじのようなデンタルフロスで磨かないと除去できないものです。

 

これは以前から続けていることですが、一向にニオイが取れず臭い
しかも、上の歯が特にニオイますね。

 

今回は「上の歯の間に通した糸ようじが臭い」というテーマで記事にしていきます。

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汚れは24時間で蓄積する

日本人の多くは歯周病に関しては無関心であると言えるのではないでしょうか。
歯が抜けるくらいまで悪化してようやく歯医者に行き、絶望的な状況を告げられて落ち込む人は多いようです。

 

私も歯周病にはかつて無関心でしたが、一度歯医者に通ってからは歯周病がもたらす障害を知りできるだけ悪化しないよう気をつけています。
歯周病予防には歯磨きも必要ですが、歯間は歯ブラシが届きにくい場所です。

 

そのため糸ようじなどデンタルフロスで歯間の掃除をこまめにしていくことが求められます。
汚れの具合は糸ようじなどのデンタルフロスで掃除をした後にニオイを嗅いでみることで判別可能。

臭い

糸ようじのニオイを嗅いで臭かったら、歯間に汚れがたまりやすいということになるでしょう。
私は糸ようじで歯間の掃除をしていますが、毎日やったとしてもニオイが取り除けません。

 

ニオイがキツい日は糸ようじを交換して2回まわりやります。
そうするとニオイはないので1回目で汚れは取り除けているようです。

 

基本的に歯磨きは1日1~2回なので、24時間で汚れが蓄積されていることになるでしょう。
多くの人は歯磨きはしてもデンタルフロスまではしていないと思います。

 

24時間で糸ようじが臭うほどの汚れが蓄積するのです。
これが何年も放置したらどうなるでしょうか?

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糸ようじが臭いのは歯垢(プラーク)

糸ようじが臭い理由は何かというと、歯垢(プラーク)が発しているニオイが原因。
歯垢(プラーク)は食べかすの塊と思われるかもしれませんが、実際には違い細菌の塊であると言われています。

 

通常細菌は目に見えないものですが、それが目に見えるほど集まった状態が歯垢(プラーク)であるという認識でよいでしょう。
歯垢(プラーク)の規模にも寄りますが、厚生労働省の運営するe-ヘルスネットでは1億の細菌が存在していると紹介されていますね。

プラークとは、食べものの残りカスが歯の表面につき細菌が繁殖したもので、白くねばねばしています。食後8時間程度でプラークができるといわれ、プラーク1mgのなかには、およそ300種類1億個ものの細菌が存在しています。
出典:プラーク / 歯垢 | e-ヘルスネット 情報提供

歯垢(プラーク)がニオイを発する原因としてよく紹介されるのが歯周病菌のひとつに数えられる「ジンジバリス菌」
この「ジンジバリス菌」は歯周病の代表格とも言える細菌であり、これらが歯間に棲み着けば歯周病も進行していきます。

 

歯垢(プラーク)は細菌の塊であるため、どのような細菌が存在しているかは明確にきまっていません。
しかし、糸ようじを通して臭いと感じるのであれば「ジンジバリス菌」が存在している可能性は高いです。

 

歯垢(プラーク)は先にも紹介したように24時間でもある程度は蓄積するのでニオイがあるから歯周病とは断定できません。
しかし、リスクは背負っていることは忘れないでおきましょう。

 

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上の歯が臭い理由を考える

ここは個人的な話になります。
糸ようじでほぼ毎日歯間を磨いているのですが、上の歯が特に臭いと感じるのですね。

 

いつも左の上奥歯から右方向に向かってクリーニングをしています。
前歯のあたりまで来ると、鼻が近いですからニオイもダイレクトに来るのです。
つまり、左奥歯の段階である程度のニオイは発していることになります。

 

ここで一度水洗いをしてニオイは落ちた状態にして再開するのですが、上の歯が終わってニオイを確認するとやはり臭い。
糸ようじはデンタルフロスのなかでも安価な部類なので上の歯と下の歯で2本を使い分けています。

 

下の歯を掃除したものも同じようにニオイを確認するのですが、こちらはほぼ無臭となっているのです。
どうやら上の歯が特に汚れが蓄積しやすいと判断できるのですね。
この理由としてひとつ考えられるのは唾液の存在。

上記の記事でも触れていますが、唾液にはラクトフェリンなど殺菌作用を含んでいます。
この殺菌作用が口腔環境を正常に保っているのです。
下の歯は唾液の受け皿になりますから、常に唾液が歯の周りを囲っています。

 

しかし、上の歯は下の歯に比べて唾液に触れにくい環境にあります。
そのため唾液の殺菌作用が得られず細菌が繁殖しやすいのではないでしょうか。

 

そうなると上の歯を特に丁寧に扱うと良いと思われがちですが、そうではないと思いますね。

WS000001※青い部分が歯石

私は3ヶ月に1回の定期健診で下の歯の歯石を指摘されています。
唾液に晒されるということは殺菌作用も得られますが、再石灰化の作用もそれだけ強くなります。

 

私の経験上、歯石ができやすいのは圧倒的に下の歯です。
上の歯も下の歯もどちらも丁寧に掃除をするのは変わりません。

上の歯の間に通した糸ようじが臭い

「上の歯の間に通した糸ようじ(デンタルフロス)が臭い」というテーマで記事にしてみました。
歯ブラシで歯の汚れを落としている人は多いと思いますが、糸ようじのようなデンタルフロスで歯間の掃除までしている人は少ないと思います。

 

私もほぼ毎日糸ようじで掃除をしてますが、上の歯のニオイはなかなか消えてくれません。
24時間もすると新たな汚れが蓄積してニオイを発しているようです。

 

ニオイの正体は歯垢(プラーク)です。

 

歯垢は細菌の塊ですから放置すると歯周病のリスクが高まります。
糸ようじが臭いのであれば歯垢(プラーク)が蓄積している証拠ですから歯周病に気をつけなくてはいけません。
私の場合は特に上の歯に使った糸ようじがニオイを発しているので上の歯には注意しないといけないと考えています。

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