シュミテクトには研磨剤が含まれているかという疑問にお答えしていきます。
もし、シュミテクトがエナメル質を削るような成分が含まれていたら安心して使えませんよね。
知覚過敏を防ぐということで日本をはじめ海外でも人気のあるシュミテクト(海外ではセンソダインで販売)。
以前、知覚過敏は歯のエナメル質が削れることから起こることもあると紹介しました。
この点を中心に記事にしていきます。
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シュミテクトには研磨剤が含まれている
シュミテクトには研磨剤が含まれているのか?
これについては含まれているというのが回答です。
シュミテクトの成分を見てみます。
・湿潤剤・・・ソルビット液、濃グリセリン
・基剤・・・精製水
・粘結剤・・・含水ケイ酸、キサンタンガム
・清掃剤・・・含水ケイ酸
・薬用成分・・・硝酸カリウム、フッ化ナトリウム(フッ素)、グリチルリチン酸モノアンモニウム(MAG)
・発砲剤・・・ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン
・香味剤・・・香料(ダブルミント)、サッカリンナトリウム、スクラロース
・着色剤・・・酸化チタン、赤色226号
・清涼剤・・・セイヨウハッカエキス、スペアミント油
・pH調整剤・・・水酸化ナトリウム
出典:薬用 シュミテクト(R)歯周病ケア-成分は?
手元に製品がないので引用しました。
研磨剤は「研磨剤」と表記されることもあれば「清掃剤」と表記されることもあります。
「清掃剤・・・含水ケイ酸」と表記されていますから研磨剤が含まれていることになるのです。
シュミテクトは知覚過敏を防ぐ歯磨き粉です。
上記の記事でも触れましたが、研磨剤というのは歯のエナメル質を削ります。
なぜ知覚過敏を引き起こす可能性のある研磨剤をわざわざ入れているのか?
次にこの点について紹介してきます。
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薬用歯磨き粉には研磨剤が必須!?
研磨剤入りの歯磨き粉は歯の表面にあるエナメル質を傷つけることが指摘されています。
エナメル質を傷つけることで歯髄から出ている象牙細管へ刺激が伝わりやすくなるでしょう。
これは知覚過敏を感じやすくしてしまうように思えますよね?
なぜ知覚過敏対策の歯磨き粉なのに研磨剤(清掃剤)が含まれているのか。
これについては直接問い合わせたわけではありませんが、
現在私が使っているオーラパールという歯磨き粉の研磨剤について問い合わせたときにそれらしい回答が得られたので紹介していきます。
シュミテクトは薬用歯磨き粉ですから医薬部外品です。
医薬部外品は医薬品よりは効果が低くゆるやかに発揮する場合に表記されます。
シュミテクトの場合は知覚過敏予防のことです。
医薬部外品でないものはすべて化粧品となるので、「知覚過敏に効く」ということが言えなくなります。
ですから「医薬部外品」であることが重要なのです。
私の使っているオーラパールも医薬部外品なのですが、医薬部外品を表記するには条件が当然あります。
そのなかで研磨剤を配合しないと医薬部外品を表記でないというものがあるようです。
おそらくシュミテクトも同じ理由なのでしょう。
もちろん、含有量がどれだけかによって効果は変わってきますから確実とは言えません。
オーラパールは「無水ケイ酸」という研磨剤が配合されていますが、医薬部外品を表記するために配合しているだけで微量であると担当者は話していました。
では、シュミテクトの研磨剤はどれくらいなのかという疑問が出てきますね。
これについても調べてみました。
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シュミテクトの研磨剤は微量
シュミテクトの研磨剤の量はどれくらいなのか?
研磨剤はエナメル質を傷つける可能性がありますのでシュミテクトは医薬部外品として出すため微量の配合でないとおかしいですね。
果たしてシュミテクトの研磨剤は微量なのか。
これについても回答らしいものがありました。
本製品には清掃剤(研磨剤)として、含水ケイ酸を配合しています。プラ-クコントロ-ルが不充分であることは、知覚過敏を進行させてしまう可能性があります。そこで最低限のプラークコントロールはできるよう、研磨剤を配合しています。
出典:薬用 シュミテクト(R)歯周病ケア-知覚過敏用なのに、清掃剤(=研磨剤)を配合している理由は?
こちらを見ると「そこで最低限のプラークコントロールはできるよう、研磨剤を配合しています。」とありますね。
必要最低限ということは、配合量は微量であると受け取れないでしょうか。
口腔環境を良くするといえば、プラークコントロールはです。
歯を溶かす虫歯菌や歯周病菌などはプラークに棲み着きますから、除外するにはプラークコントロールは必須になります。
そのために最低限配合していると明記されていますね。
指定するのは厚生労働大臣(専門家ではない)
なぜ研磨剤が医薬部外品の決め手となるかについても考えてみます。
現在、医薬部外品指定するのは厚生労働大臣です。
各大臣は選挙によって選ばれた国会議員が専任されることが大半でしょう。
専門家でなくても指定ができるとなると、誰が見ても効果があるということを証明しないといけません。
そうなるとプラークコントロールに直接関係する研磨剤・清掃剤になるのでしょう。
これが研磨剤を配合しないといけない理由なのかなと考えています。
若干話が脱線しましたが、シュミテクトも研磨剤の含有量は微量と言って良いでしょう。
微量であれば影響は最低限ですから知覚過敏であっても心配なく使えると思います。
シュミテクトの研磨剤は心配不要
今回はシュミテクトの研磨剤について紹介してきました。
シュミテクトには研磨剤が含有されています。
知覚過敏用なのになぜ歯のエナメル質を削る研磨剤が含まれているのか。
これは単純に医薬部外品であることを表記するためだと考えられます。
そうでなければ「知覚過敏予防」としても打ち出せないでしょうからね。
もちろん、エナメル質を削ることは知覚過敏を増大させることはメーカー側も承知していますから含有量は微量となっています。
研磨剤を心配して使い続ける必要は無いといえるでしょう。
先ほどちらっと触れたオーラパールという歯磨き粉ですが、こちらも知覚過敏予防ができるのではないかと考えています。
シュミテクトとオーラパールでは知覚過敏の防ぎ方が異なっているのです。
(オーラパールは知覚過敏に効果があるとしていませんが)
下記の記事で知覚過敏に対する違いを紹介していますので参考にしてみてください。
ポイントとなるのは再石灰化です。
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