歯周病は治るのか治らないのか?

歯周病の基礎知識

クエッション

歯周病は治るのか治らないのか?
これについてはなにを持って治るとするのかで変わってくると思いますね。

 

また、歯周病の特徴としては歯が抜けるほどの悪化でもない限り自覚症状がありません。
そのため放置し続けたがために手遅れになることもあるでしょう。

 

治らない可能性も出てきて抜歯を迫られるかもしれません。
歯周病が治るか治らないかは進行度も大きく影響するでしょう。

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歯周病は治る?

歯周病が治るか治らないかは、なにを持って治るとするのかで変わってくると紹介しました。
ここではそのあたりについてもう少し詳しく触れていきたいと思います。

 

病気が治ると言うとどのように想像をするでしょうか?

 

風邪をひいた場合はウィルスを体内から完全に除外して解熱も完了し元の体調に戻ることと認識する人がほとんどかと思います。
歯周病の治療もそれに近いものがありますね。

歯周病は歯周病菌と言われる細菌や真菌(カビ菌)が原因で引き起こされている可能性もあります。
これらの菌を口内環境から排除することで歯茎の炎症などを防ぐことはできるでしょう。

水

風邪のウィルスを体外に排泄するのと同じように、口内から歯周炎などを起こす菌を排除すれば治ったことにはなります。
排除すれば歯茎の炎症が起こりませんからね。

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治療経験から治らないことはないと言える

歯周病の巣窟となるのは歯周ポケットです。
歯科検診で見られるのは歯周ポケットの深さで、この深さが深いほど歯周病の進行度が高いと言えます。

歯周病

私は治療する前はすべての歯茎の歯周ポケットが4~5mmとなっていました。
これは軽度から中度の歯周病であると言われています。

 

幸いなことに歯を支える歯根に問題はなく、歯茎を切開して歯石を掻きだす必要もなかったので治療自体は難しいものではありませんでした。

3ヶ月に1回の頻度で定期健診に通って歯周ポケットの深さをチェックしているのですが、現在はすべて3mmになっています。

 

当サイトはこの3mmが埋まることがあるのかを記録しているわけですが、4~5mmを記録していた治療前に比べたら改善しています。
ここから先は意見がさまざまで3mmが健康な状態としているところもあれば、軽度の歯周病と位置づけているところもあります。

 

厳しい方向似合わせると私はまだ歯周病であると言えるかもしれません。

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歯周病が治らないのは元に戻らないため

歯周病は治らないと位置づけている歯医者もたくさんあります。
Yahoo!知恵袋など質問サイトでも、そのような話を聞いて実際どうなのか質問している人が多いですね。

 

歯周病については下記の記事でセルフチェックリストを紹介しています。

上記の記事にあるチェック項目については治療をすると改善方向に向かうのは事実です。
しかし、「歯肉が退縮し、歯が大きく見える。」に該当する場合は治らない可能性が高いと言えるでしょう。

歯茎は一度後退すると手術を受けない限りは元には戻りません。
歯周病を引き起こしている原因は細菌や真菌である可能性があります。

 

それらを口内から除去すれば炎症は起こらなくなるでしょう。
しかし、一度後退した歯茎は戻りませんから健康だった頃の状態に戻ることは厳しくなります。

 

進行度によりますが風邪のようにウィルスを完全除去して元通りにならないのが歯周病なのです。
歯周病が治らないと言われる理由はここにありますね。

 

再感染することもある

歯周病は免疫力とも大きく関係しています。

豊山とえ子先生も歯周病と免疫力の関係について触れており、免疫力が弱い時に歯周病に感染します。
歯周病菌は日和見菌と言われており、免疫力が強ければ菌が棲み着いていても歯茎からの出血が起こらないこともあります。

 

歯周病の真菌説代表であるカンジダ菌は常在菌なので除菌しても戻ってきます。
日和見菌なので免疫力がしっかり働いていれば感染する可能性はありません。

 

動物は食べ物から栄養を摂取しますから菌類もそれにくっついてやってきます。
飛沫感染もあるので無菌室にてもいない限り歯周病菌のリスクは背負います。

 

そうなると除菌をしても免疫力が弱ければ再感染もあるのです。
高齢者に歯周病が多い理由のひとつに免疫力があるといえるでしょう。

歯周病と向き合うなら治らない前提

今回は歯周病が「歯周病は治るのか治らないのか?」と言うテーマで記事にしてみました。
私は歯周病の治療を受けてよく見られる症状の歯茎から出血することはほとんどなくなりました。

 

そのため治療による効果はあったと考えています。
歯周ポケットの深さも3mmまで戻っていますので、再び歯と歯茎がくっついたと言えるでしょう。

 

私の場合は歯周病も軽度であったため歯茎の後退はありませんでしたので歯周病が治ったと言っても良いのかもしれません。
しかし、歯茎の後退が進んでしまっていると歯周病が治らないと言えるかもしれません。

 

一度後退した歯茎は手術をしない限り戻らないです。
加えて免疫力との関係もあります。

 

歯周病菌は日和見菌なので感染するかしないかは免疫力次第です。
高齢者のように免疫力が低下している場合は治療をしても再感染の可能性はあるでしょう。

 

口は外界と直接繋がっている場所ですから、菌類が最も感染しやすい部位のひとつ。
歯周病と向き合うなら治らない前提の方が良いのかもしれません。

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