歯周病治療後のホワイトニングとは?【歯磨き粉でできる?】

歯周病の豆知識

歯

歯周病の治療はひと通り終えたのですが、治療終了時に2つ勧められたことがあります。
ひとつは親知らずの抜歯。
歯周病は口内に歯周病菌が復活すると再度感染しますので、親知らずのような磨きにくい歯は抜いたほうが良いのです。

 

そしてもうひとつは歯のホワイトニングです。
親知らずの抜歯については期間はあきましたがやりました。
もうひとつのホワイトニングについては健康保険の適用ではなく費用が高く断念しています。

 

しかし、歯を磨くたびに黄ばみがきになっているのも現状です。
歯磨き粉には「歯を白くする」というのもあり、それで事足りるなら10万円費用を費やしてやることでもないしょう。
今回はホワイトニングとはどんなものかを調べてみました。

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歯は白くない!

歯磨き粉でホワイトニング効果を期待できるものは「歯が持つ本来の白さへ」みたいなキャッチコピーで商品展開されていますよね?
そのような商品をいくつか試してみたのですが全く効果がありません。

 

歯周病治療を終えてから5年以上経過しており、もうすぐ6年が過ぎようというところです。
定期的に歯医者にも通い歯石除去などしていますが、それでも白い歯にならないので相当頑固な黄ばみなんだろうと思っていました。

 

しかし、調べてみると歯は本来黄ばんだ状態が普通のようです。

WS000000
出典:知覚過敏とは(象牙質知覚過敏)|歯ぐきに直接届く歯槽膿漏対策 デントヘルス|ライオン株式会社

健康的は歯の構造はこのようになっています。
象牙質が歯の大部分を占めており、その内部を歯髄という神経があります。

 

象牙質は歯茎の歯肉もしくはエナメル質によって保護される構造です。
歯茎から飛び出してる部分はエナメル質によって象牙質が保護されているのですが、エナメル質は半透明色をしており多少透き通って見えます。

 

つまり、黄ばんで見えるのはエナメル質の奥にある象牙質なのです。

象牙

象牙色とはアイボリーで画像のようないろです。

 

象牙色をしているから象牙質と言われるのであって、歯が持つ本来の白さとは象牙質で決まるようです。
鏡で自分の歯を細かく見てみると象牙質のかからないエナメル質の部分は半透明の白色でした。

 

そこから歯茎側に進んでいくと徐々に黄ばみのラインがあります。
これが象牙質とエナメル質の境界なのでしょう。

 

象牙質がしっかり見えるほど歯の表面はキレイになっているということです。

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ホワイトニングの仕組みは着色に近い

最近ではホワイトニングが出がるにできるようになって人気のようです。
手軽にできると言っても保険が効かず費用も高いですから、ある程度経済的な余裕がある人に限定されます。

 

ここまで紹介してきたように歯は本来の白さは象牙質が透けて黄ばんでみえる状態のことをいうようです。
世間一般的に言われるホワイトニングは「ティースクリーニング」の意味合いが強いようです。

 

こちらは歯の表面に付着した色素を溶かして落とし本来の白さに戻してく施術になります。
本来の白さを目指すホワイトニングは「ティースクリーニング」。

歯医者

それに対して歯医者など専門家の間で言うホワイトニングは薬剤を使い象牙質の色を目立たせないようにする施術です。
先にも紹介しましたがエナメル質が半透明で奥にある象牙質の色が黄ばみを出しています。

 

そのためエナメル質の一部を変形させて光を通しにくくし白く見せるという状態にする施術が行われるようです。
おろしたてのグラスは透明度が高いですが、使っていくうちに傷が増えて透明度は減り白く濁りますよね?

 

ホワイトニングとは意図的に傷をつけて白く見せることを言うみたいです。
本来の白さを目指すのではなく着色して白く見せるというのが正しいことになります。

 

その他にも象牙質を白色にする方法もあるようですが、こちらの詳細はよくわかりませんでした。

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副作用は知覚過敏

ホワイトニングの施術を受けることによって副作用的なものはないのか?
これについて調べてみたところ知覚過敏になる人が少なからずいるようです。

 

なぜ知覚過敏になるのかは

上記の記事でも紹介したとおりですね。

 

ホワイトニングは象牙質の表面を覆うエナメル質を薬品で溶かして傷をつけていきます。
象牙質には象牙細管という刺激を伝える器官があり、エナメル質が薄くなると刺激が伝わりやすくなりますから知覚過敏が起こる可能性はあるでしょう。

 

日本人はエナメル質が薄い傾向にあります。
歯の黄ばみが私のようにはっきりと透き通って見える場合は薄い可能性があるので知覚過敏が起こりやすいかもしれません。

WS000001出典:酸蝕歯で歯が溶ける!?酸によるエナメル質の摩擦について | シュミテクト

象牙質知覚過敏症の歯磨き剤としてロングセラーのシミュテクとのサイトでは酸蝕歯について触れられています。
エナメル質が薄いかどうかはこのようライトをあてるとチェックできるようです。

ホワイトニング歯磨き粉の効果は

歯ブラシ 歯磨き粉

私はこれまで「歯を白くする」系の歯磨き粉はいくつか使ってきました。
それを5年以上やっているのですが白くなる気配はありません。

 

ここまで紹介してきたように世間的にいうホワイトニングは歯の表面に付着した色素を落とすことを言います。
本来の白さにすることですね。

 

ドラッグストアなどで売られている歯磨き粉もこれです。
エナメル質の内部にある象牙質の色をどうにかするというものではありません。

 

そのため私のようにエナメル質が透き通っている人がいくら「歯を白くする」歯磨き粉を使っても白くなることはありません。
海外では歯医者で行われるようなエナメル質を変形させる歯磨き粉はあるようです。

 

しかし、日本の場合は薬事法などの関係で白色効果は低いものになります。
象牙質を目立たなくするホワイトニング施術ができるのは歯医者など専門家と施術を受けることを認められた本人だけです。

 

自分はなぜ歯が白くないのかを見極めないと徒労に終わる可能性が高いです。

歯医者で高い費用を払ってやるにはそれなりに意味がありますね。

ホワイトニングは本来の白さではない

今回はホワイトニングを題材にして記事にしてみました。
ホワイトニングと聞くと「歯の持つ本来の白さ」と考えがちです。

 

本文では触れていませんが、象牙質は加齢とともに色は濃くなるとのこと。
永久歯が生えてすぐの頃は白色をしているようです。

 

加齢とともに肌の色素が黄ばむように象牙質も色の濃さを増すようですね。
永久歯が生えたてのころのような白さに戻すという意味では正解かもしれません。

 

しかし、年齢は自然と重ねるものですからどうしようもないです。
歯茎の後退と同じですね。

そのため歯医者で行われるようなエナメル質の透明度を下げて白く見せる方法しかないでしょう。

 

ホワイトニングがこのような仕組みで施術されるとは想像していませんでした。
これを踏まえてホワイトニングをするかを考えるかですね。

 

その前に費用が用意できないのでなんとも…

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