歯ブラシの極細毛で歯茎が痛い理由は歯周ポケットが浅い

近所のドラッグストアに行ったらシュミテクトの歯ブラシがあることに気づきました。
シュミテクトは歯磨き粉だけだと思っていたのですが、歯ブラシもあったんですね。
特にひどい知覚過敏というわけではありませんが購入してみました。
早速使ってみると、歯茎が軽く腫れて痛くなりました。
歯ブラシを見てみると先端部分が極細毛に加工されているようです。
歯周病治療後に歯を磨いて歯茎が腫れることはなかったので驚きましたね。
最初は疲れが原因かなと思ったのですが、調べてみると極細毛は使わない方が良さそうな雰囲気でした。

●歯茎が痛いのは疲れ
昔からそうなのですが、私は疲れが蓄積してくると歯茎が痛くなることがあります。
シュミテクトの歯ブラシを使って歯茎が腫れて痛い状態になったのですが、それとは別に歯の痛みも若干ながらありました。
疲れが蓄積しているときは免疫力が弱っているので、歯周病菌などが活動的になりやすいです。
口腔環境も善玉菌と悪玉菌のバランスがあって成り立っています。
ストレスなどで免疫力が低下していれば歯の痛みとかは出るものです。
◆歯周炎リンク
体調が優れないと真っ先に出てくるのが歯肉炎です。
歯肉炎は歯周病ではありませんが、歯周病菌などが原因となり歯茎が一時的に後退する現象になります。
この状態が慢性化すると歯周炎となって歯周病の第一歩へと駒を進めていくことになるのです 。
歯周病の前段階である歯肉炎になると歯周ポケットは3mm程度になります。
歯肉炎は歯周病ではないので問題視されていませんから、歯周ポケットが3mm程度であれば基本的に治療を必要としません。
市販されている極細毛歯ブラシというのはここに着目した商品です。
歯周ポケットは歯と歯茎の間にできるものですから、通常の太さのブラシでは入り込むことができません。
毛先を極細毛にすることでわずかに開いた歯周歩ケッチに対してアプローチをして内部の汚れを掻き出すという仕組みなのです。
極細毛の場合は歯茎の深い部分まで毛先が入り込むので、それが弱った歯茎に接触して腫れてしまったのではないかと考えました。
●歯周ポケットが浅い人は極細毛を使わない方がよい?
歯茎が痛い原因は極細毛が歯周ポケットで歯茎に接触して腫れさせていることが原因ではないかと考えました。
しかし、仮にそうだとしたらどんな歯ブラシを使っても同じ結果になることも考えられます。
歯茎が炎症を起こす場合は、全体的になることが多いですから歯周ポケットの部分だけがなるとは考えにくいです。
それにそれまで使っていたビトウィーンでは症状が出ていません。
歯ブラシをシュミテクトに変えてから起こりました。
そう考えると原因は極細毛にあるのではないかという発想もできるわけです。
ですから、同じように極細毛歯ブラシで歯茎が腫れて痛い思いをしている人はいないのか気になったので調べてみることにしました。


Yahoo!知恵袋で同じように極細毛歯ブラシを使って歯茎が痛くなった人がいました。
この質問には歯科衛生士の人が回答してなるほどと感じました。

歯周ポケットが浅い方は過剰にあたりすぎてジンジンと痛むようです。

どうやら私のような歯周ポケットが浅い人は極細毛歯ブラシを使うと過剰に当たるので痛みが出るようです。
歯茎の痛みは極細毛を使っていることにあるかもしれません。
さらに、

歯周病で歯周ポケットが深い方には歯周ポケット用で極細毛の歯ブラシを普通の歯ブラシと併用してなら使ってもいいと思いますが、基本的にあまりオススメしません。

ともあります。
私は歯周病の治療を受けて現在は再発防止のメンテナンスをしています。
そういう人向けの歯ブラシではないようですね。


歯チャンネル88でも似たような質問がありました。
歯医者でも極細毛の歯ブラシは否定的な感じがしますね。
理由はYahoo!知恵袋での回答と同じく歯茎を傷つけるかもしれないという点です。
こうして専門家の意見を見ていくと、私の歯茎が痛いのは疲れとかではなく極細毛の歯ブラシを使っていることが原因なのかもしれません。
●歯周ポケットが浅い人は極細毛を使わない
今回は極細毛の歯ブラシを使って歯茎が痛くなったという話をしてきました。
当初は疲れによって歯茎が弱っているから、歯茎が痛くなっているのだと考えました。
しかし、痛みや腫れはあっても出血はありません。
それまで使っていたビトウィーンでは痛みがなかったことから、極細毛の歯ブラシが問題なのではないかという考えも出てきました。
専門家の意見を見ていくと極細毛の歯ブラシには否定的な意見が多いです。
理由は歯茎を傷つけるというものになります。
特に歯周ポケットが浅い人は歯茎が痛くなりやすそうです。
そうなると私のように歯周病の治療を終えてメンテナンスをしている人は極細毛歯ブラシを選択しない方がよいのかもしれません。

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