今回は親知らずの話を中心にしていこうかと思います。
歯周病治療を終えると次にすすめられることといえば親知らずの抜歯。
この親知らずが残った状態になっていると歯周病治療をしても、再発する可能性が高くできれば抜歯したほうが良いです。
歯はできるだけ残すほうが良いのですが、親知らずに関しては例外。
私も抜いたので抜くことをおすすめしたいですね。
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親知らずで起こる知歯周囲炎
歯周病は歯茎の炎症が続くことによって、歯を支えている歯槽骨が徐々に吸収されていくことです。
そのなかで親知らずが原因で起こる歯周炎を「知歯周囲炎」と位置づけています。
基本的に歯周炎と同じような症状が見られるのですが、知歯周囲炎の場合はそれに加えて体調不良などでひどい炎症が起こることがあるのです。
←右 左→
私の場合は現在左側に親知らずが上下1本ずつあります。
疲れがたまっていると左奥歯の痛みを感じることが多いですね。
病因や歯医者で見てもらったことはありませんが、おそらく知歯周囲炎が起こっているのでしょう。
日本人の顎は小さいため生えるスペースが十分確保されないことが多いです。
ネット上のレントゲン写真などを見ると私と同じく左の親知らずが横や斜め向きに生えている人が多く見られました。
このように真っ直ぐ生えないと、少しだけ顔を出しているような中途半端な生え方をします。
そのような場所は歯磨きが難しく特に歯周病菌が繁殖しやすいのです。
以前、歯周病は日和見菌で免疫力と関係していると紹介していますね。
親知らず付近はどうしても歯磨きが十分にできていないことが多く他の歯に比べて歯周病菌が強くなりやすいです。
そのため、知歯周囲炎のように少しの体調不良でも炎症が起こってしまいます。
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親知らずは磨いても歯周病を再発させる
これは先日、定期検診で歯医者にいったときの話をふまえてしていきましょう。
先日の検査ではいつもの前歯の歯石だけを指摘されて、他の歯は丁寧に磨けていたそうです。
それでも歯周ポケットは4mmとなっていました。
結果から言うと歯磨きが丁寧に出来ていたとしても再発する可能性はあるのです。
定期健診で4mmの歯周ポケット
歯医者で歯周病治療を終えて定期健診(メンテナンス)に入ると3ヶ月に1回通うことになるでしょう。
定期健診必ず歯周ポケットの検査から入ります。。
検査は専用の器具を使ってはかるのですが、検査係と記録係の2人体制で行います。
そのため歯周ポケットの深さは口頭で伝えられ、私も聞くことができるのです。
最近はすべての歯の歯周ポケットは3mmを維持していました。
しかし、残念ながら4の歯周ポケットが再来したのです。
その場所は奥歯でちょうど親知らずのところでした。
この親知らずは埋没親知らずだったので歯茎に完全に隠れている状態だったのですが、ここ数年で少し顔を出したようです。
解決方法は親知らずの抜歯
歯周ポケットを4mmから改善する方法について聞いたところ、抜歯しない限りどうにもならないという回答でした。
知歯周囲炎のように親知らず近辺は歯周病菌には最適な住処になりやすいので、免疫力低下ですぐに炎症へ発展するのです。
検査結果では親知らず近辺に歯石が蓄積しているわけではありませんでした。
歯磨きはできているそうです。
しかし、歯周ポケットが深くなっている以上は歯周病菌が棲み着いている可能性があるのですね。
上記の記事でも扱っていますが、歯磨きができていたとしても、それでは不十分であることが思い知らされました。
最終的に親知らずの歯周病を再発させないは親知らずを抜くしかありません。
抜いて歯肉で窪みに蓋をするしか方法がないのです。
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親知らずを抜かない限り歯周病は再発する
歯周病治療をして5年ほど経過しています。
どうやら親知らず付近の歯周病が再発してしまったようです。
といっても歯周ポケットが4mmだったというだけで、歯周病菌の確認をしていないのでなんとも言えないところではあります。
しかし、親知らずの維持は難しいということをつきつけられた感じがしますね。
私は歯周病を治療した身ですが、親知らずを残しておくと歯周病が再発することがあるのです。
日本人は顎が小さいため親知らずが生えにくいのですが、同時に歯ブラシもおくまで入りにくい現実があります。
これは結果として歯周病を加速させることになるのですね。
ですから、親知らずは早めに抜くことをおすすめしたいと思います。
私も最近は親知らずの生えかけている窪みに食べ物が詰まりやすくなったので抜きたいと思っているのですが、、、
現状では生えきっていないため歯医者では抜けないのです。
埋没した親知らずは口腔外科で手術になるとのこと。
現在は様子見状態ですね。
歯周病を完全に予防したいなら親知らずの抜歯は必須になるでしょう。
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