歯周病の原因であるカンジダ菌が下痢を引き起こす可能性も

歯周病と関係する病気

胃痛

前回は歯周病と便秘の関係について紹介しました。
今回は便秘と対局する下痢と歯周病の関係についても紹介していきます。

 

歯周病は下痢の原因を作る可能性があります。

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下痢とは

歯周病が下痢を引き起こすのはなぜかについて考えて行きたいと思います。
その前に下痢とはどのようなものかを知る必要がありますね。

 

おそらく多くの人は人生に一度くらいは下痢を経験しているかと思います。
食べ過ぎた時や体調が悪い時は下痢になりやすいですよね?

 

このように腸内環境に異変が起きた場合は下痢になりやすいです。

健康時の便と比較して、非常に緩いゲル(粥)状・若しくは液体状の便のことである。主に消化機能の異常により、人間を含む動物が患う症状である。
出典:下痢 – Wikipedia

ウィキペディアにはこのように説明されています。
消化器官になんらかの問題があり、排便のペースが早まり十分に固まることなく出ることです。

 

あとでも紹介しますが、これは防衛反応の一つです。

誤嚥したときに咳が出るのも防衛反応と紹介しましたが、下痢についても同じことが言えます。

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水分吸収は大腸で行われる

下痢は便秘の対局にあります。
便秘と言うと便意が来ないとか便が硬くなりすぎるという症状が出ますね。

 

便が硬くなる理由は腸での水分吸収に関係します。

上記の記事でも触れていますが、消化器官では食べ物をペースト状にします。
これは食べ物と一緒に摂取した水分だけでは不足しており、胃液など大量の水分をつかいペースト状にしているのです。

 

ペースト化された食べ物は腸内で栄養分とともに再吸収されるのですが、糞便が長期間大腸に蓄積されると必要以上の水分が体内に戻ります。
このため便秘の便は硬いのです。

下痢の場合は便秘とは逆で十分に水分を吸収されることなく出てしまうこと。
症状としては上記の通り水様便が出ます。

 

私は疲れが蓄積たりストレスがたまると下痢になりやすいですね。
普段は気をつけているのですが、水分のとりすぎで昨日は下痢気味でした。

 

今朝は多少軟便でしたが元に戻りつつあるように思えます。

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下痢は防衛反応

上で下痢は防衛反応であると紹介しましたね。
これにはどのような意味があるのか?

Staphylococcus_aureus_Gram出典:ブドウ球菌 – Wikipedia

下痢を引き起こす代表とも言えるのが大腸菌です。
大腸で感染して腹痛や下痢などの症状を引き起こしますね。

 

このような異物が体内に侵入した場合は免疫力が働き排除しようとします。
大腸で感染していますからなんらかの形で大腸を体外に出す必要があります。

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大腸はすぐ近くに肛門という出口がありますから、そこから排泄しようとするわけです。
腸の粘膜から分泌液を出して洗い流そうとするので、糞便の水分が多くなり下痢の症状へとなっていきます。

 

防衛反応以外に消化不良も考えられます。

腸内がカンジダ菌に感染することも

歯周病の原因は大きく分けて3つあると当サイトでは紹介しています。

  • 歯石説
  • 細菌説
  • 真菌説

私も歯周病治療はこの3つをすべて取り除くようにしてきました。
このなかで特に紹介しているのが真菌説です。

 

真菌はカビ菌のことで、歯周病を引き起こすのはカンジダ菌と言われています。
性的な感染症でお馴染みの菌ですね。

ペリオバスター

カンジダ菌は歯周病を引き起こす可能性も指摘されており、歯周病菌の除菌にはカンジダの除菌も含まれています。
カンジダ菌は歯茎で炎症をおこすのですが、食べ物と一緒に体内に入り込み悪さもします。

 

腸内でも感染することが確認されており、これが下痢の原因を引き起こす可能性があるのです。
ここから先は「下痢は防衛反応」で説明したことと同じです。

 

ただしカンジダの場合は大腸菌のように侵入した菌をすべて出せば終わりではありません。
歯周病の原因がカンジダであるため、口内のカンジダを除菌しないと再感染することも考えられます。

 

また、口内から除菌したとしても予防をしないと食べ物などを介して戻ってきます。

 

歯周病が続くと下痢になる可能性あり

今回は歯周病と下痢の関係を紹介してきました。
便秘と同じく下痢も歯周病との直接的な関係はないと考えるかもしれません。

 

しかし、歯周病の原因のなかに当サイトではおなじみとなった真菌のカンジダもあります。
このカンジダが腸内で悪さをして炎症をおこすと下痢になる可能性はあるでしょう。

 

下痢というのは防衛反応です。

 

食べ過ぎによって胃液が過剰分泌されて下痢になることもあるかもしれません。
しかし、ウィルスや細菌が体内に侵入した場合の防衛反応として起こることもあります。

 

常にカンジダなど歯周病菌が口内にいる場合は、食べ物と一緒に腸へ進入することも十分考えられるでしょう。
歯周病は歯が抜けるだけでなく、様々な病気の引き金になることは最近良く言われることです。

 

もし下痢になりやすいのであれば歯周病を改善していくと良くなるかもしれません。

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