左上埋伏親知らずを静脈内鎮静法で抜歯体験談【入院から手術まで】

親知らず抜歯

左上埋伏智歯

左上埋伏の親知らずを静脈内鎮静法で抜歯してきた体験談を書いて行きます。
上の親知らずは簡単に抜けるというのが一般的です。

 

しかし、なかにはまっすぐ生えず歯茎に埋まってしまっている人もいます。
私がそうですね。

 

なかなか上の埋伏親知らずの抜歯体験談はないので、もし同じ状況にある人がいましたら参考にしていただければと思います。

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前日から手術当日

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手術日は5月26日でした。
手術は体力を使うので前日はしっかりと休んでベストコンディションにしておく必要があります。
これは一般的に言われていることですね。

 

入院して親知らずを抜歯する人は前日から入院して当日を迎えることが多いようですが、私は1泊2日だったので前日入りはせず当日入りでした。
ですから、前日は自宅で過ごしたのですが、

 

寝不足のまま当日を迎えることに…

 

これまで外科手術をうけたことがありません
初めての手術体験なのです。

 

親知らずの抜歯は4年前に受けたのではじめてではありませんが、歯茎を切開したり骨を削ったりしていません。
自分の体にメスを入れることへの恐怖感はどうしても拭えませんでしたね。

 

さらに今回は静脈内鎮静法にて抜歯します。

 

体験談を読むと

気づいたら終わっていた

というものがほとんどです。

 

正常に進めばこうなるのでしょうけど、
記憶が残ってしまったら…
なんてことを考えてしまったり。
すべてがはじめて尽くし。

 

前日は早めに布団に入るも寝られず朝を迎えてしまいました。
これにてさらに不安が増強。

 

しかし、ここまで来たら後戻りはできません。
緊張感で胃の調子も良くない。

 

昼は絶食なので食べないわけにもいきません。
朝食を半ば強引に詰め込んで、覚悟を決めて病院へ向かいます。

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入院から手術へ

入院

10:30入院となっていたので10分前に到着するように行きました。
手続きを10分程度で終えて病室に着いたのが40分頃だったと思います。

 

個室希望ではなかったので4人部屋でした。
すでに1名入院しており2人で1部屋使う形です。

 

病室に案内されたあとは、病棟内の設備の案内をされて11時頃に病室に戻ってきました。
その後は

  1. 11:15…ドクターによる最終確認
  2. 11:30…ウィダインゼリーを買いに売店へ
  3. 12:00…点滴開始
  4. 13:00…看護師による術前の説明
  5. 13:25…オペ室へ移動(徒歩)
  6. 13:35…手術開始

このような流れで進んだと思います。

術後に痛み止めが飲めない!

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入院になると術前や術後の管理も病院側に依存します。
親知らず抜歯で痛みが激しく出るのは麻酔が切れたとき。
これはネット上でも多々語られているので有名ですね。

 

局所麻酔の場合は術後はそのまま帰宅できるので管理はすべて自分です。
麻酔が切れるまでは痛み止めは飲んでいかないことになっていますが、
皆さん普通に飲んでいらっしゃいます。

 

入院となるとそれができません。
私が入院した病院も同じで、麻酔が切れるまでは痛み止めは飲めないことになっていました。

 

なんとかならないか懇願したところ…

点滴による痛み止めをしましょう

という方向にしていただけました。
もし入院で静脈内鎮静法を受けるのであれば、点滴の痛み止めをすぐにしてもらえるよう手配した方が良いです。

 

私はそれに救われたような気がしました。
術後の痛みはほとんど出ませんでした。

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静脈内鎮静法の体験談

手術開始時間は13:30~。
このときほど時間の過ぎるのが遅く感じたことはありませんでしたね。

 

どんどん恐怖感が増していきます。
前日は全然寝ていないのに眠気はまったくありません。

 

5分前に看護師さんが迎えに来たのでオペ室へ行きます。
足取りはとても重苦しいモノでした。

 

しかも、オペ室は鉄の重い扉です。
それがさらに雰囲気を悪くしてくれます…

手術

オペ室に入ると横幅の狭いベッドが1つ、そして担当するスタッフが7名ほどいました。
ベッドに寝転がり準備開始。

 

事前情報ではオペ室ではJ-POPがかかっていることが多いとありました。
緊張感を和らげるためだとのことです。

 

私のときもJ-POPらしきものがかかっていました。
何の曲かはわかりませんでした、最近の流行曲はよく分かっていないので。

 

ドラマの手術シーンとは全然違うと言われますが、確かにそうだなと思いましたよ。
ロック調の曲だったと思います。
このBGMをかけながら手術をするドクターはある意味すごいかもしれません。

 

両手をベッドに固定され、心電図の機器が取り付けられていきます。
鼻には酸素吸入のチューブが装着。
一気に手術の雰囲気になりますね。

 

ここでドクターによる手術箇所の口頭確認が行われました。
そのあとすぐに麻酔の投入が始まります。

 

麻酔を入れるときにビリッと痛みが走ると事前説明を受けていました。

麻酔入れます

と聞こえたときに針の刺さっている左手に意識を集中したのですが特に痛みはありませんでした。
痛みがないというより記憶がないです。

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記憶がはっきりしているのは手術の終盤から。
顔には布が被されているのでなにをしているかはっきりしませんでしたが、感覚から縫合しているところだったのかなと思います。

 

それから3分ほど経過して布が外され、手術終了と言われました。
終了と言われてから安心したのか、ここから先の記憶も曖昧です。

 

病室のベッドが手術室に運ばれ、気づいたらそちらに移動していました。
エレベーターの扉が開いたところとか、断片的に覚えているだけです。

 

おそらく寝て起きてを繰り返していたのでしょう。
病室に戻ってきたのが14:15頃だったと記憶しています。

 

手術自体は30~40分かかっていたのかなと。
上の埋伏は視界が悪いため時間がかるのかもしれません。

 

病室では比較的意識がはっきりして
止血のガーゼは取りに来ますので外さないように
と言われたのをはっきりと覚えています。

 

ここから先も記憶がないので寝ていたのでしょう。
止血用ガーゼを外してもらってようやく正気に戻りました。

 

自分の足でトイレに行ったのがきっかけだったように思えます。
15:00頃でした。

静脈内鎮静法の感想

手術

静脈内鎮静法はなかなか不思議な体験ができる手法だなと思いましたね。
催眠術にかかるとこのようになるのかなと。

 

実は私は胃カメラをやったときに静脈内鎮静法を使ったことがあります。
負担が少ないのでということでやったわけです。

 

しかし、そのときはやっている間の記憶がすべてありました。
痛みはありませんでしたが、カメラが喉を通過するときに嘔吐反射がひどく出ましたね。
これが意識をはっきりさせる原因だったと思います。

 

そういうこともあったので、静脈内鎮静法には不信感があったわけです。
今回は麻酔が入った瞬間に記憶が飛びました。

 

やはり麻酔の量の違いなのかなと思います。
入院してやるということでしっかりと麻酔を効かせているのではないでしょうか。
胃カメラのときは日帰りだったので少量だったのかもしれません。

 

ネット上の口コミ通りに記憶がまったくない状況で手術が行われていきます。
麻酔が入った瞬間から手術終盤まで時間が飛びます。
抜歯に恐怖感がある人はぜひ静脈内鎮静法をやってみると良いかなと思います。

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