王貞治さんの奥歯はボロボロらしい

歯周病の豆知識

WS000017出典:王貞治 – Wikipedia

野球に詳しい人でなくてもホームラン王の王貞治さんの名前は一度は聞いたことがあると思います。
私は野球に詳しくないのですが、野球界の伝説として語り継がれるだけあって名前を聞けば顔がパッと浮かびますね。
そんな王貞治さんですが、奥歯がボロボロという話があるそうですね。

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スポーツ選手は奥歯がボロボロになりやすい?

歯を噛みしめるか噛み締めないかで力の入りが全然違います。
あなたも経験があるかもしれません。

 

私も重たいものを持ち上げるときは無意識に奥歯を噛み締めていますね。
また、悔しいことがあると同じく無意識に歯を噛みしめています。
このように力を入れようとすると無意識に噛みしめることは珍しいことではありません。

確か何かで読んだのですが、プロ野球選手がボールを打つとき歯にかかる衝撃は重量感算で200kg以上だったと。
強打者になればなるほどこの数値は上がると書いてあったと思います。
出典:歯がぼろぼろって何 – 野球 | 教えて!goo

教えて!gooには関連する質問の回答としてこのようにありました。

 

私は硬式野球やバッティングセンターで打ち返しをしたことがないので感覚が分かりませんが、どうらや200kgという強大な力がかかっているそうです。
野球の試合を見ると球速が140~150km/hとか出ていますから、それを打ち返すならこれくらいの力になるのかもしれません。

 

ラグビーも激しくぶつかり合うので歯がボロボロになり抜けていくそうです。

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王貞治さんの奥歯はボロボロ

王貞治さんの奥歯は本当にボロボロなのか?
ちまたでは語られるエピソードですが、芸能界では噂くらいのものもあるので半信半疑の人が多いはず。
調べてみたところ

問 王さん、何か、あなたはいつも力を入れるんで、奥歯が悪いんですって?
王 僕だけじゃなくて、野球選手はだいたいが悪いんじゃないかと思います。ある程度瞬間的に「ガッ」と力を入れるような仕事をしている人は、どうしても奥歯を噛みますから。
出典:鍛え抜かれた自然体 王貞治選手 – 日本記者クラブ

1977年、王貞治さんが従来のホームラン記録を塗り替えた年の記者会見が文字起こしされていました。
本人が認めているので、やはり奥歯がボロボロだったのは事実と言えます。

噛み締めることで力が出る

鍛える 自己管理

噛み締めることで力を発揮させるという行為は誰もが無意識でやっていると思います。
それではなぜ噛み締めたり食い縛ると力を発揮することができるのか?

 

これについて調べてみましたが決定的なものはありませんでした。
そのため私の考察を書いていきます。

 

力を入れるときに歯の噛み締めもすると思いますが、自然と踏ん張った姿勢にもなっていないでしょうか?
踏ん張るというのは体幹を安定させて外部の力を受けても同じ姿勢を続けることができると思います。

 

口というのは力を抜いた状態だととても不安定なものですよね。
それを食い縛ることによって歯の上下を安定させることができます。

 

人間は力を発揮しようとする場合は姿勢の安定を目指します。
歯を噛み締めることによって余計な力の逃げ口をなくして特定の箇所に集中できる。
そのような理由で噛み締めが起こるのではと考えています。

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ストレスによる噛み締め

歯の噛み締めは王貞治さんのように歯をボロボロにしていくでしょう。
そのためスポーツ選手に限らず歯の噛み締めを無意識に多くしている人は特に注意しないといけません。

ストレスが多いと唾液が出にくくなり歯周病になりやすいと紹介したことがあります。
実はそれだけではなく、無意識な噛み締めの回数を増やして歯周病による歯茎の後退を後押しする可能性もあるのですね。

 

さきにも紹介したように噛み締めは悔しいことがあった場合にも無意識に出てしまうと思います。
現代人はうつ病患者が増加傾向にあることからストレスの多くは「悔しいこと」から来ていると思います。

 

悔しいことがあると負のエネルギーが湧き出てくるでしょう。
そのエネルギーは当然ながら捌け口を求めて彷徨うのです。
負のエネルギーを抑えこむために力んでしまい、それが歯の噛み締めにつながっていくと考えています。

 

王貞治さんは歯医者に通っていた

歯医者

奥歯がボロボロであると言われている王貞治さんは、自身の奥歯の治療にも力をいれていたそうですね。

かつて“世界の本塁打王”巨人の王貞治選手はシーズンオフになると、歯の治療に追われた。代名詞だった一本足打法でスイングすると相当な力が奥歯にかかるためだ。
出典:玉置歯科医院

和歌山県にある玉置歯科医院ではこのように紹介されており、オフシーズンにはしっかりと歯医者で噛み合わせの治療を受けていたようです。

上記の記事でも触れていますが、噛みしめると50kgの力が歯にかかってきます。
これをホームラン王と呼ばれた王貞治選手がバッターボックスに立つたびにしていたとしたら普通の人よりも圧倒的に多く歯に負担をかけていることでしょう。

 

歯も欠けやすいですから治療をしないと、食べることすらできない状態になるかもしれません。
王貞治さんのホームランの量産の裏にはこのような努力もあったのですね。

 

王貞治さんも歯の治療をしていた

今回は王貞治さんと歯について扱ってみました。
私は野球については詳しくないのでなんとも言えませんが、それでも名前や顔は思い浮かびますし、最近まで現役で監督もされていましたので幅広く知られていると思います。
そんな王貞治さんが現役時代にホームランを量産できたのは、奥歯がボロボロになるまで酷使して、それをオフシーズンにこまめに治療をしていたことが関係しているのではないかと思いました。

 

歯の噛み締めは力を出す場合に重要な役割をすると感じますね。
それとは裏腹に現代人の問題となっているストレスも歯の噛み締め食いしばりの原因となっています。

 

無意識に歯の噛み締めをしていると王貞治さんのように歯がボロボロになってしまうのです。
ストレスで無意識に噛み締めをしている人は要注意ですね。

 

さて、王貞治さんは現在75歳です。
8020運動では80歳まで20本の歯を残そうという運動で、王貞治さんもそれに近い年齢です。

 

奥歯がボロボロと言われてきた王貞治さんはどれくらい残っているのでしょうか?
調べてみましたが入れ歯や義歯であるという情報はありませんでした。

WS000016出典:練習中に笑顔を見せる王貞治選手(1966年撮影) 【時事通信社】

こちらが現役時代の王貞治さん。
奥歯は確認できませんが、前歯も欠けているように見えますね。

WS000015出典:笑顔の王貞治

こちらが比較的最近の王貞治さん。
前歯がキレイになっています。

 

歯には再石灰化があり傷の修復はできますが、欠けてしまったものは戻りません。
もしかしたら総入れ歯かインプラント治療を受けているかもしれません。

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