ネバネバ唾液になた豆を使った歯周病対策【過剰摂取注意】

歯周病と唾液の関係

なた豆

口の中がネバネバする人はなた豆の歯磨き剤を使うと良いと言われています。
私も数年前にマイケアのなた豆でできた歯磨き剤をお試しで使ったことがあります。

 

値段が高かったので今は使っていませんが、機会があれば再度使ってみたいものです。
一部の地域以外ではなた豆を食べる機会はほとんどないと思いますが、なた豆は漢方にも使われることがあるそうです。

 

当時は口コミを見て使っていただけなので、ここでは改めてなた豆の効果を見ていくことにします。

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ネバネバする原因は唾液の成分

なた豆の話に入る前に、なぜ口の中がネバネバするのか?
このネバネバの原因について知る必要があるかと思います。

ネバネバの原因については以前の記事で紹介しているとおりです。

  • 歯周病など細菌に感染している
  • ストレスなどで唾液腺が弱っている

この2つの原因が考えられます。

 

唾液は

  • サラサラ唾液の漿液性唾液
  • ネバネバ唾液の粘液性唾液

の2種類です。

 

このうち口内をネバネバにしているのは粘液性唾液になります。
粘液性唾液が多く分泌されれば口内環境はネバネバになるのですが、粘液性唾液が出るには理由があります。

 

粘液性唾液には殺菌作用などがありますから、歯周病になっていれば粘液性唾液が多く出るのです。
歯周病でなくてもストレスや疲れなどで自律神経が乱れるとサラサラ唾液の漿液性唾液を多く出すが耳下腺が機能低下しネバネバ感のある粘液性唾液が強くなります。

 

このように口内環境のネバネバは起こるのです。

 

なた豆の効果は次のところで紹介しますが、歯周病に対して効果を発揮すると紹介されることが多いです。
なた豆の効果が期待できるのは「歯周病など細菌に感染している」の方になります。

 

なた豆商品を手にする人は口臭対策とか歯周病対策を考えていると思いますので問題はないでしょう。

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なた豆に含まれるカナバニンが効果を発揮

なた豆歯磨き剤が歯周病対策に効果があると言われる理由はなにか。
それはカナバニンという成分が含まれていることにあります。

 

刀豆ナタマメ協会のサイトでなた豆の歯周病対策効果として次のように紹介しています。

最近では、伝承だけでなく科学的なアプローチも進んできました。成分分析の結果、なた豆には抗炎症作用のあるカナバニンというアミノ酸が含まれていることが分かりました。なた豆をお茶にして飲むと、歯ぐきの腫れや出血などの炎症が、比較的早期に改善される傾向がありますが、これは、カナバニンなどの抗炎症成分が働いているからだと考えられます。
出典:歯周病(歯槽膿漏) | なた豆の効能・効果 | なた豆の「刀豆ナタマメ協会」

カナバニンには抗炎症作用が期待できるということです。
歯周病が最終的に行き着くところは歯茎が痩せて歯が抜けてしまうこと。

 

そこに行き着くまでには歯周病菌と呼ばれる菌類が悪さをして歯茎の丈夫さを低下させていきます。
人間は治癒力があるため炎症を起こして治癒しようとしますが、炎症が長引くと組織が破壊されていきます。

 

なた豆は抗炎症作用があるということです。
なた豆は食べ物ですから、口から摂取することで直接歯茎に働きかけられます。

 

これがなた豆が歯周病に良いと言われる理由のようですね。

刀豆ナタマメ協会も治療と併用を推奨

なた豆が歯周病に良いと聞くとすぐに試したくなると思いますが、その前に注意しないといけないことがあります。
なた豆は抗炎症作用を持つだけであり、歯周病菌を殺菌するものではありません。

 

つまり、予防はできても歯周病菌が棲み着いている場合は別途除菌が必要です。
刀豆ナタマメ協会も

歯周病を改善させるためには、患者さん自身が毎日歯磨きして歯垢を取り除くこと(パーソナルケア)、そして三カ月を目安に歯科医院で歯石や歯周ポケット内の歯垢を除去してもらうこと(プロフェッショナルケア)の両面から取り組むことが大切です。
出典:歯周病(歯槽膿漏) | なた豆の効能・効果 | なた豆の「刀豆ナタマメ協会」

このように明記しており歯医者での治療を前提としています。
私も歯周病治療の経験がありますので言いますが、歯周病菌は市販の薬などでなんとかなるものではありません。

私も治療をする前に自分で歯石除去ができないかいろいろ試しましたが無理でした。
最終的に観念して歯医者に行くことにしたのですが。

 

今でも3ヶ月に1回のメンテナンスに通っています。
なた豆を使えば歯医者に行く必要がないというものではありません。

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なた豆の過剰摂取に注意

なた豆は他にどんな特徴があるのか調べていると興味深い成分が含まれていることがわかりました。
栄養関係の情報を収集するときは「わかさの秘密」を参考にしています。
「わかさの秘密」でなた豆のページにある「なた豆に含まれる栄養素」を見ると

なた豆には、ウレアーゼやカナバニン、コンカナバリンAなどの成分が含まれています。コンカナバリンAは熱に強いため、加熱が必要ななた豆茶などの加工品からも摂取することができます。
これらの成分により、むくみや腎臓病、歯周病や歯槽膿漏といった症状が改善されます。
出典:なた豆 | 成分情報 | わかさの秘密

「ウレアーゼ」が含まれているとあるのです。
ウレアーゼはピロリ菌のところでも出しましたね。

ピロリ菌が強い酸性を持つ胃液にさらされても平気なのはウレアーゼを出して中和しているからです。
つまり、なた豆には胃液の作用を抑える効果もあるのです。

 

なた豆茶を飲むと二日酔いになりにくいのはウレアーゼが関係しているのでしょう。
アルコールを摂取した後などは胃液が過剰分泌になるので有効ですが、普段からなた豆茶を大量に飲むと胃の機能が低下するかもしれません。

 

なにでもそうですが過剰摂取には注意しましょう。
なた豆の歯磨き剤は関係ないです。

 

なた豆は抗炎症作用で歯周病を予防

緑茶

今回はなた豆について取り上げました。
過去にマイケアのなた豆歯磨き剤を使っていたのでときどきダイレクトメールが来ます。

 

それをみるとなた豆の歯磨き剤の口コミが書いてあり、また使ってみたいなと感じる次第です。
値段が高いのは難点です。
ペリオバスターとどっちにしようかなと悩み中。

 

という話はおいて置いて、なた豆にはカナバニンという抗炎症作用が含まれています。
歯周病になると歯茎が炎症を起こして、長期化すると歯茎が痩せていきます。

 

それを食い止めるにはなた豆は効果を発揮するのではないでしょうか。
しかし、カナバニンは抗炎症作用で殺菌作用ではありません。

 

刀豆ナタマメ協会の言うように歯医者での治療も含めた対策が必要なのです。
さらになた豆にはウレアーゼも含まれています。

 

こちらは胃液の過剰分泌に効果を発揮すると見られます。
二日酔い対策にはなりますが、過剰摂取は胃の機能低下を起こす可能性がありますのでこちらも注意です。

↓以前使っていたマイケアの「なたまめ歯みがき」

誰も教えてくれない…口臭・粘りの予防に『なたまめ歯みがき』

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