オーラパールの塩化リゾチームは抗炎症剤副作用への安心感

オーラパール

オーラパール

現在、歯周病を防ぐ歯磨き粉オーラパールを使用しています。
この歯磨き粉は歯周病予防ができることを売りとしているもので、塩化リゾチームが歯周病に作用すると紹介されていますね。

 

歯周病を防ぐ歯磨き粉はサンスターのGUMシリーズが有名です。
こちらも私は過去に使っていたことがあります。
比較的価格も安くドラッグストアやスーパーなどでも簡単に入手できるでしょう。

 

歯周病の特徴といえば歯茎の炎症です。
歯周病を予防する歯磨き粉には当然ながら抗炎症作用が必要ですが、メーカーによって配合成分の違いがあります。

 

オーラパールは最初に紹介したように「塩化リゾチーム」、サンスターGUMは「β-グリチルレチン酸」です。
今回は歯周病の炎症に効果があると考えられる2つの成分が使い分けられている理由を考えていきたいと思います。

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塩化リゾチームは抗炎症

当サイトでは歯周病について紹介しているのですが、塩化リゾチームについては触れていませんでした。
というよりもこれまで扱ってきた歯磨き粉には含まれていない成分なので触れる機会がなかったというのが正しいかもしれません。

 

まずは塩化リゾチームとはどんなものかを簡単に説明しておきましょう。
広く知られている作用としては最初に紹介したように抗炎症作用です。
抗炎症として作用する理由は、前提として細菌の区分を知る必要があります。

電池

歯周病菌と言われるものには「グラム陽性」と「グラム陰性」の2種類に分けることができます。
この区分けは細菌の周囲にどのような細胞壁を持つかが違いです。

 

細胞壁はペプチドグリカン層と脂質で構成されており、グラム陽性細菌はペプチドグリカン層が厚い特徴を持っています。
塩化リゾチームは厚いペプチドグリカン層を持つグラム陽性細菌に対して効果を発揮するとされています。

 

グラム陽性細菌の周囲にあるペプチドグリカン層を溶解する作用を持ち、細胞壁を持つグラム陽性菌を破壊することができるのです。
活動を鈍化させる効果を発揮するので殺菌作用ではなく抗炎症として紹介されますね。
(実際に菌は死滅するので殺菌でも差し支えなさそうですが)

 

オーラパールにおける塩化リゾチームは歯周病の炎症に対して効果を発揮する成分です。
一方、歯周病対策の歯磨き粉サンスターGUMにも抗炎症作用があるのですが、別の成分が使われています。
次はサンスターGUMの抗炎症成分を見て行きましょう。

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サンスターGUMの抗炎症作用はβ-グリチルレチン酸

歯周病対策の歯磨き粉としてロングセラーな商品といえばサンスターGUMですね。

当サイトでもすでに紹介している歯磨き粉になります。
サンスターGUMには先に紹介した塩化リゾチームは配合されていません。
塩化リゾチームが配合されていないサンスターGUMがなぜ抗炎症として活用することができるのか?

WS000013出典:ガム・デンタルペーストAC<医薬部外品>|製品情報|サンスター

サンスターGUMの抗炎症に有効な成分は「β-グリチルレチン酸」であると紹介されています。
β-グリチルレチン酸も塩化リゾチームと同じく抗炎症作用が期待できます。

 

こちらの抗炎症作用については塩化リゾチームのような細胞に働きかけるという説明はみられませんでした。
一説では次で紹介するステロイドに似た作用があるからとされているのです。
同じ抗炎症作用を持つ歯磨き粉なのに、なぜ異なる成分を配合しているのか?

これについては上記で触れている安心感というものが大きく関係してくるでしょう。

オーラパールは副作用の心配を排除

β-グリチルレチン酸は天草から抽出できる天然成分なので一見すると健康的に見えるかもしれませんが、よくよく調べていくと副作用について言及されることが多いのです。
副作用には先にもちらっと触れたステロイドと同じ作用があるとか、流産を引き起こすなどさまざまあります。
どんな副作用が起こるかははっきりしていない部分はありますが、「副作用がない」という見解はほとんど見られずなんらかの影響があることは認められているようです。

 

私が活用しているオーラパールは抗炎症作用として塩化リゾチームが使われています。
直接問い合わせたわけではありませんが、オーラパールは利用者が心配になることはできるだけ排除して作られているとおっしゃっていました。

 

塩化リゾチームの副作用は成分が卵由来であることから卵アレルギーの人は使用を控えるというものだけです。
卵アレルギーの人は使えないという制約はありますが、そうでなければ安心して使える成分となっています。
サンスターGUMがどのような理由でβ-グリチルレチン酸を採用しているかは聞いていないのではっきりしたことがわかりませんが、オーラパール側としては副作用の心配の排除で良いのかなと思います。

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塩化リゾチームの抗炎症作用の再評価は服用のみ

塩化リゾチームの抗炎症作用を調べていると「再評価」がどうこうという話が出てくると思います。
再評価とは過去に効果効能が認められたものが再度調査されて本当に効果を発揮しているのか、ただのプラセボ効果だったのかを正すことです。

 

ウィキペディアには「ダーゼン回収と効能の再評価指定」という例が紹介されています。
その中に「歯槽膿漏に関する効能は削除するが」という記述があり、歯周病に本当に効果はあるのかと疑問に感じる人もいたのではないでしょうか。

 

これについてオーラパールの販売元である全薬販売に問い合わせて見ました。
回答としては対象となっているのは服薬する薬剤(飲み薬)のみで、歯磨き粉のように服用しないものは対象外とのことでした。

ジスロマックのように服用して歯周病を改善させていくようなタイプの薬品に含まれている場合は効果効能として表記することはできないようです。
歯磨き粉のように服用するものでなければ効果効能は否定されていません。

 

オーラパールの塩化リゾチームは安心感へのこだわり

歯

今回は現在使用しているオーラパール歯磨き粉に含まれる抗炎症成分である塩化リゾチームと、同じく歯周病に効果のあるサンスターGUMの抗炎症成分β-グリチルレチン酸について紹介していきました。
どちらの歯磨き粉も歯周病の炎症に作用がある成分を含んでいます。
そのため歯周病予防の歯磨き粉と言えるのは間違いないでしょう。

 

しかし、歯周病の主な症状である炎症に対して有効な成分が異なっています。
この違いについて考えてみました。

 

そのひとつの理由として副作用への安心感があると思います。
β-グリチルレチン酸はステロイドと似た作用があると言われており心配する人も多いかと思います。

 

それに対してオーラパールの抗炎症剤は卵アレルギーに注意するという点だけでほかは使用上に問題はありません。
サンスターGUMが「β-グリチルレチン酸」を使用している意図がわからないためなんとも言えませんが、成分の使い分けは安心感によるものが大きいのではないでしょうか。

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