急性喉頭炎は歯周病の治療で予防対策になるではないか?

歯周病と関係する病気

咳

さっきテレビを見ていたら急性喉頭炎を紹介していました。
全部は見ていないのでなんとも言えばいのですが、急に声が出にくくなってしまう症状が出るそうです。

 

ウィルスや細菌が原因ではないかと紹介していたのですが、歯周病菌が原因で起こる誤嚥性肺炎とも近いような感じがしました。
調べてみると歯周病菌と共通している部分もありそうなので、予防するには歯周病の治療をすることも対策になるのかと見ています。

 

急性喉頭炎の原因から歯周病治療の有効性を考えてみました。

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急性喉頭炎とは?

先ほどテレビ番組を見た限りでは声がでなくなったり出しにくくなったりするのが急性喉頭炎と紹介していました。
当サイトでも過去に誤嚥性肺炎について紹介したときに喉頭についても触れていますね。

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出典:医療法人社団白水会 誤嚥性肺炎

喉頭は気管と食道が分岐する部分です。
動物は基本的に口で食べ物を食べて、さらに呼吸もします。

 

ですから、食べ物は胃がある食道へ、空気は気管の方へと振り分けをする必要があるのです。
その分離する役割をしているのが喉頭という部分になります。

 

 

喉頭は上記のように分離する役割もあるのですが、声を出す「声帯」というものもあります。
肺から空気を出すときに声帯を振動させるから超えが出るのです。

 

 

急性喉頭炎はこの喉頭が炎症を起こします。
声が出にくくなるものに声帯炎があるのですが、喉頭も声帯もどちらも空気の通り道にあります。
声帯が正常であっても空気の通りが炎症によって塞がってしまっているので声が出にくいという状態になるようです。

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窒息の危険がある急性喉頭蓋炎

テレビでは急性喉頭蓋炎についても紹介されていました。
こちらは窒息死の危険性もあるとのことです。

 

先にも紹介したように食べ物は胃、空気は肺へと送るため振り分けを行うのですが、その振り分けをしているのが喉頭蓋と呼ばれるものです。
喉頭蓋は気管の蓋となっており、呼吸をすると開いたり閉じたりするものです。

 

食べ物を飲み込む嚥下と呼吸は普通は同時にできないですよね?
呼吸をしているときは喉頭蓋が開いた状態となっていますが、それ以外の場合は閉じた状態となっており気管側に異物が混入するのを防いでいます。

誤嚥性肺炎はこの機能が低下して唾液などと一緒に歯周病菌が肺に侵入して炎症をおこすものでしたね。
急性喉頭蓋炎はこの蓋である喉頭蓋が炎症を起こして機能が低下するのですから、空気の通り道が完全に塞がれてしまい声がでないどころか呼吸困難にまでなるのです。

 

急性喉頭炎も急性喉頭蓋炎も声が出ないとか息苦しいという症状があります。
気になるようでしたら早めに病因へ行くことが懸命でしょう。

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歯周病菌も関係しているのではないか?

当サイトでは歯周病から起こる全身疾患についても注意を促しています。
高齢者を中心に起こる誤嚥性肺炎もそうですが、脳梗塞や心筋梗塞といった死に至るような病気まで深く関係しているのではないでしょうか。
今回テーマとして取り上げている急性喉頭炎も歯周病が無関係とは考えにくいと考えられます。

パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルスなどの感染や、A群溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)、肺炎球菌、ブドウ球菌、インフルエンザ球菌などの感染が多くみられます。
出典:急性喉頭炎<のどの病気>|症状や原因・診断と治療方法など – gooヘルスケア

gooヘルスケアでは急性喉頭炎の原因は上記のように紹介されています。
連鎖球菌、肺炎球菌、ブドウ球菌は口腔環境にも存在している常在菌です。

細菌

誤嚥性肺炎が歯周病菌が肺の内部に進入することで起こる疾患であれば、肺炎球菌は歯周病菌の一種である可能性は否定できないでしょう。
また、日本臨床歯周病学会では関節炎や腎炎も歯周病菌が関係しているとの見方をしています。

関節炎や糸球体腎炎の原因となる黄色ブドウ球菌や連鎖球菌の多くは、歯周病原性細菌など口腔内に多く存在します。
出典:日本臨床歯周病学会

私は専門家ではないので確実なことは言えませんが、急性喉頭炎は口と直接繋がっている場所で起こり、似たような細菌が原因であることからも歯周病と関係しているのではないかと考えられないでしょうか。

 

急性喉頭炎は急性なので声の酷使や喫煙などから突如起こることもあるようです。
擦り傷ができたらすぐに炎症が起こるように、ちょっとした刺激に常在菌などが反応している可能性は強く、それらの侵入経路を考えると口腔環境しかないと言えると思います。

 

歯周病の治療で急性喉頭炎も防げるかも

今回は急性喉頭炎について調べてみた内容ですが紹介してきました。
急性喉頭炎の原因を調べてみると、声の酷使とか喫煙というものがありますが、ウィルスや細菌による炎症が主ではないかと感じています。

 

特に細菌に関しては連鎖球菌、肺炎球菌、ブドウ球菌が関係していることから歯周病菌も無関係ではないと見られるでしょう。
そうなると急性喉頭炎を予防するには歯周病の治療も有効な手段ではないかと考えられます。

 

いまや歯周病菌は口腔環境だけでなく全身疾患との関係も指摘される時代です。
急性喉頭炎のような怖い疾患を防ぐ意味でも歯周病対策は日頃からしっかりとしたほうがよいでしょう。

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