口臭の種類・歯周病が原因になることがある

歯周病と関係する病気

歯

今日は口臭についての話題を取り上げていきます。
歯周病は手遅れになるまで放置してやむを得ず抜歯となることが多いことから普段から気にしている人は少ないと見られます。

 

しかし、口臭を気にしている人はものすごく多いのではないでしょうか。
商品名を出すと「ブレスケア」というのはロングセラーですよね。

 

歯周病は自分の問題ですが口臭は相手に伝わります。
そうなるとやはり気にする人は多くなるでしょう。

 

実は口臭の原因が歯周病から来ている可能性もあります。
そのため口臭を防ぐには歯周病を治療することが解決策になる場合もあるでしょう。
今回は歯周病の種類や原因を中心に記事にしていきます。

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口臭の種類

口臭の種類にはどんなものがあるのでしょうか?
これについてはネット上でも専門に扱っているサイトも多く、専門の著書もたくさん出ていますね。

 

私はこのサイトを立ち上げるに際して歯周病関連の著書をいくつか読んでいるのですが、歯周病の著書でも多かれ少なかれほとんどが口臭に触れているように見えます。

出典:【楽天ブックスならいつでも送料無料】歯周病予防と口腔ケア [ 下野正基 ]P67

今回はこちらの著書で触れられている口臭の分類を参考に紹介していきます。
口臭の種類は下記の3つになっています。

  • 生理的口臭
  • 病的口臭
  • 心因的口臭(自臭症)

上記の3つの種類について詳細に触れていきます。

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生理的口臭

生理的口臭とはどんなものか?
これは食事をしたことによって発生する口臭などがあります。

 

私はアルコールが苦手な体質だからかわかりませんが、飲み会の席を終えたあとは他者のアルコールによる口臭が気になって仕方がありません。
飲酒運転などのチェックをする場合は呼気を調べるのが一般的ですよね。

 

ニュースなどでも「呼気から○%のアルコールが検出」と報道されます。
このようにアルコールは口臭に直結するのです。

 

なぜアルコールが口臭に反映されるかというと、アルコールを分解する過程で発生する毒素のアセトアルデヒトが関係しています。

こちらの記事でも触れていますが、アルコールを分解する脱水素酵素がアルコールを分解しています。
アルコールは脱水素酵素によって分解されるとアセトアルデヒドになります。

 

これが血液中をめぐると酔った状態になるのです。
血液の内部には酸素や二酸化炭素が流れています。

 

これらは肺で入れ替えが行われるのですが、二酸化炭素を出すときにアセトアルデヒトの臭いも出ていきます。
結果としてアルコールが口臭に影響を与えることになるのです。

 

これはアルコールにかぎらずニンニクのような臭いを発する食べ物も同じです。
ニンニクの場合は胃に蓄積にてゲップなどで戻ることもありますが、アリシンという血液サラサラ効果を持つ成分が血液中を流れることによって肺から出ることもあります。

 

このように食べたものが体内に吸収されたあとに血液から肺を通じで口臭となることもあります。

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対策方法

これは生理的に行われているためどうしようもありません。
対策方法は臭いを発するものを食べたり飲んだりしないことですが、あまり気にし過ぎると栄養のバランスが崩れることもあるでしょう。

 

口臭対策グッズなどを活用すると一時的によくなるかもしれません。
慢性的なものでないので、そのときだけ気をつければ防ぐことができるとも言えます。

 

病的口臭

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病的口臭とは名前が示す通り病気によって口臭が発生するものです。
歯周病が口臭の原因になると最初に紹介していますが、歯周病による口臭はほぼ確実に病的口臭といえるでしょう。
病的口臭の特徴とは主に雑菌などが繁殖することによって起こるものです。

歯周病の原因は様々な説がありますが、歯周病菌などが原因で起こっているという見方は現代において共通認識となっています。

 

水で濡らした雑巾で掃除をしたあとに、洗わず放置したらどうなるでしょうか。
おそらく刺激臭がすると思います。
これは雑菌が繁殖していることによっておこっているのですね。

私は歯周病の治療を受けてフロスを使うように指示されています。
寝る前にフロスを使って歯と歯の間も掃除をしているのですが、フロスの臭いを嗅いでみるとなんとも言えないニオイを出しています。
これも歯周病菌などが繁殖して起こしているのです。

 

毎日やっているのですが歯間の汚れは想像以上に溜まりやすく、あっという間に雑菌が繁殖します。
私の場合は鼻に近づけないとわからないくらいですが、歯周病のように全体的に歯周病菌が多い人は、確実に口臭とわかるほどのニオイを出しいていると言ってよいでしょう。

 

糖尿病によって口臭が発せいるように原因菌がない口臭も指摘されますが、これらは免疫力低下などを引き起こし雑菌の繁殖を加速させます。
このように病気によって口臭が引き起こされていることもあるのです。

対策方法

対策方法は病気の治療しかありません。
またこのタイプの歯周病は口内に存在する雑菌が原因となっているので口臭対策グッズのように息を爽やかにするものでは解決にならないでしょう。

 

心因的口臭(自臭症)

うつ ストレス

最後に心因的口臭です。
これは自分の思い込みによる口臭ですね。

 

実際は口臭が出ていないのに出ていると感じてしまうものです。
最初に紹介した生理的口臭のように時と場合によって起こる口臭もあります。

 

それを知らず自分は慢性的な口臭持ちと思い込んでしまうことです。
また手軽に入手できるブレスチェッカーの精度に欠ける部分も関係しているかもしれません。

ただし、唾液が少ないと雑菌が繁殖しやすいです。
ストレスがかかると唾液が出にくくなり雑菌が繁殖しやすくなりますので、本当に口臭を発するようになるかもしれません。
このような悪循環は防がなくてはいけないでしょう。

対策方法

これについては気にしないという対策しかないでしょう。
私もそうなのですが、専門家の裏付けが欲しいですよね。

 

現在は口臭外来など専門機関もあります。
そのようなところで一度チェックしてもらうとよいでしょう。
不要なストレスからは開放されると思います。

 

口臭の種類はさまざま

今回は口臭について触れてきましたがどうでしたでしょうか。
私も歯周病治療を受ける前に健康診断で「口臭がある」みたいなことを言われました。
それがきっかけで歯周病の治療を受けたわけではありませんが、現在はそのような指摘は受けておりません。

私の歯周病の原因は病的口臭だったと言えるでしょう。
その他にも「生理的口臭」や「心因的口臭」もあります。

 

この2つの原因に関して言えば私生活を気をつける対策しかないでしょう。
生理的口臭は食べ物や飲み物が関係していきますので、ニオイがする食べ物を避けるなど方法はあります。

 

心因的口臭は思い込みによって起こっているわけですから神経質にならないことでしょう。
口臭外来など専門医に検査してもらうのも方法です。

 

ストレスから唾液が出にくくなると病的口臭に発展する危険性があるので、いつまでも心因的口臭を抱えることはよくありません。
口臭には種類があります。
どの口臭かを考えて対策をしていくようにしましょう。

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