歯磨き剤サンスターGUMは歯周病予防に本当に効く?

歯周病対策グッズ

GUM出典:ガム・デンタルペースト <医薬部外品>|製品情報|サンスター

歯周病を予防する歯磨き剤にサンスターの「GUM」があります。
ガムというと噛んで味を出して、出きったら捨てるものですが歯茎という意味もあります。

 

そのためGUMは歯茎が病気になるのを予防するという意味があるのですね。
私も過去に使っていた時期がありましたが、歯周病予防という観点では効いていたのではないかと思います。

 

今回はGUMは歯周病予防に本当に効く?というテーマで記事にしたいと思います。

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GUMは歯周病に効く

GUMの情報を探している人のほとんどが興味あることといえば効果があるかどうかですよね?
歯磨き剤はものにもよりますが価格的には高くありませんし、1本購入すれば一人で使った場合2ヶ月くらいは持ちます。

 

GUMも400円程度で購入できることもあって歯周病予防として活用していました。
(本音は歯医者に行かず治したかったので…)

こちらにも書いたのですが歯周病の治療をする前は少しブラッシングをするだけで歯茎から出血していました。
このサンスターのGUMを使うと出血が比較的落ち着いてくれていました。
そういう意味では効果はあったと思います。

WS000000出典:G・U・M(ガム)|製品情報|サンスター

GUMをはじめとした予防系の歯磨き剤は「医薬部外品」に指定されている場合が多くあり、パッケージにもそのようなことが書かれていることがあります。
医薬部外品とは医薬品に準ずる商品という位置づけで、風邪薬のように改善効果はないものの使用者によっては予防が期待できるものを指します。

 

GUMのサイトでは歯周病予防という言葉が何度か出ていますが、効果の程は「予防」にとどまっており改善は見込めません。
つまり、出血が経るので歯周病が改善したと考えがちですが、あくまで症状が悪化するのを防ぐのみであり根本的な解決になりません。

もっといえば歯周病は歯医者で治療しても再感染の可能性があります。
結果的に歯周病は治療で除菌をしても予防を続けなければいけないのです。

 

GUMとは治療をした人とか歯周病になっていない人向けの商品になります。
医薬部外品は「使用者によっては予防が期待できるもの」なのです。

 

ちなみに医薬部外品は厚生労働大臣が指定した場合のみ表示が可能になりますので表示なしの商品に比べて信頼性はあります。
しかし、効果を保証するものではないので注意!

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トリクロサンのよる殺菌作用

医薬部外品に指定されているGUMですが、なんらかの効き目がなければこのような表示ができることはありません。
もちろん歯周病予防と打ち出しているのですからなんらかの成分が効果を発揮しなければただの誇大になってしまいますからね。

 

GUMが歯周病にどのようにアプローチをするのか?

WS000001出典:ガム・デンタルペースト <医薬部外品>の成分情報|製品情報|サンスター

サンスターのGUM(デンタルペースト)の薬用成分をみるとこのようにあります。
このなかで注目するのは「塩化セチルピリジニウム」です。

ピリジン環を有する四級アンモニウム化合物であり、ブドウ球菌を始めとしたグラム陽性バクテリアに対する強い殺菌作用があり、その他の真菌に対しても殺菌作用を有する。その特性から液体歯磨剤や、口内の殺菌を目的としてトローチとして、あるいは喉の殺菌を目的としたうがい薬など医薬品に利用されている。
出典:塩化セチルピリジニウム – Wikipedia

ウィキペディアにはこのような説明があります。

グラム陽性やグラム陰性については上記の記事で簡単に触れていますが、細菌のまわりに乾燥に強い細胞壁があるかどうかで決まるようです。
グラム陽性の場合は強い(厚い)細胞壁があるので殺菌成分が届きにくいのですが、塩化セチルピリジニウムはグラム陽性菌に対して効果的に働くということになります。

 

さらに真菌に対しても効果を発揮する点も注目です。

歯周病には真菌(カビ)説があり、その代表がカンジダ菌です。

 

水虫の原因も真菌で消毒したら除菌できるものではないですよね?
歯周病の予防には頑固な真菌に有効であることも必要になります。
その役目を果たすのが塩化セチルピリジニウムと言えそうです。

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歯磨きでは完全に防げない

ここまで紹介してきた内容からすると殺菌力にも優れているので歯周病に効果的だと考えるかもしれません。
しかし、残念ながらこれだけでは不十分と言えます。

上記の記事でも触れていますが歯周病はプラークコントロールが大切です。
歯磨きをしてもプラークの除去は6割程度にとどまり、残りの4割もデンタルフロス等を使っても8割程度まで引き上げることはできますが残りの2割はホームケアではどうにもならない部分です。

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自分の歯の裏側や溝にステインがたまっているのを見て自分の歯磨きは不十分だったことを思い知らされました。
5月18日にクリーニングをして1ヶ月半でこれですから、いかに歯磨きでは汚れ落ちがしないかがわかりますね。

 

GUMを使えば歯医者いらずとはいきません。
ホームケアには限界があるので歯医者でのクリーニングは必要です。
もちろん歯周病なら除菌も必要です。

 

GUMは歯周病予防に本当に効く

「GUMは歯周病予防に本当に効く」という内容で書いてきましたがいかがだったでしょうか。
サンスターのGUMは医薬部外品ですから成分を見ると歯周病に対して作用があることが確認できるかと思います。

 

しかし、医薬部外品は医薬品ではないので歯周病が完治したり改善するようなことはないといっても良いです。
あくまで歯周病治療を終えた人や歯周病でない人が活用しなければ本当の意味での効果はないでしょう。

 

私は使っていて出血がおさまっていたのでまったく無意味とは言えませんが。
歯周病予防として使うにはサンスターのGUMは効くと言えると思います。

 

私は過去にGUMを使っていたのですが現在は使っていません。
400円程度で決して高いものではないのですが、すぐ近くに100円程度の歯磨き剤があったのでそちらへ行ってしまいます。
というのも3ヶ月に1回の定期健診を受けているので歯磨き剤はどうでもよいと考えていました。

WS000001

検査で指摘されるのは歯の裏側の歯石だけだったので楽観的だったのですが、さすがにびっしりついたステインを見たらそれ以上に磨けていないことがわかりますね。
このままでは歯周病が知らず知らず悪化する可能性も否めないので歯磨き剤を含めて見直しが迫られています。

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