唾液分泌量が減少するとどのような危険性がある?

歯周病と唾液の関係

唾液

唾液分泌量が減少するとどのような危険性がある?」という疑問をお持ちの人がいましたので今回はこれをテーマとします。
唾液は口臭の原因になったりするので出ない方が良いと考える人もいるかもしれませんが、唾液というのは非常に重要な役割を持ちます。

 

出なくなると恐ろしいリスクを背負うことになりますから、唾液を軽視せず少ないなら増やすような努力は必要でしょうね。
では、さっそく唾液の重要性を紹介していきましょう。

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唾液分泌量が減少するとどのような危険性がある?

唾液が出なくなるとどのような危険性が出てくるのか?
これについてはいろいろありますが、将来最も困るであろうことは歯が抜ける危険性が圧倒的に高まるということです。

 

なかなかイメージしにくいと思いますが、唾液は歯を健康な状態で維持するために必要不可欠なもの。
唾液が出なくなると早々に歯がなくなる危険性があるのですね。

歯を支える歯茎は老化によって衰退するのは事実ですが、唾液が正常であれば衰退の速度を遅らせることはできると言われています。

 

なぜ、唾液が出ないことでなぜ将来歯を失うことになってしまうのか。

 

これには口腔環境で起こる病気が関係しています。
口腔環境で起こる病気として有名なのが

  • 歯周病
  • 虫歯

ではないでしょうか。

 

歯周病はよく聞く名前になりましたね。
かつては歯槽膿漏という難しい感じで書く名前でしたが、最近は歯周病と呼ばれるようになっています。

歯槽膿漏は末期症状なので、それよりも早い段階から対策を推奨するため歯周病という広い範囲の名称で呼ばれるようになっています。

 

虫歯は歯の病気としては定番です。
歯が虫歯菌であるミュータンス菌によって侵食され最終的に歯を抜く選択を迫られます。

 

どちらも歯が抜けるという共通点を持っている病気ですが、口の中には常在菌というものがおり無菌状態はありえません。
悪さをする菌と、それに対抗する善玉菌が共存してバランスをとっているのです。

善玉菌を供給するのが唾液になります。
唾液がでなくなると悪さをする悪玉菌が好き勝手暴れて口腔環境がボロボロになり、やがて歯を抜かなくては行けない状況に追い込むのです。

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歯周病や虫歯を軽視するべからず

唾液が出にくくなると何年後かに歯を抜かないといけない危険性が出てきます。
その原因を作っているのは口腔環境で起こる歯周病や虫歯なのはここまで紹介したとおりです。

 

日本では虫歯になったら歯医者に駆け込む人は多いですが、歯周病程度では歯医者に行くことはなかなかありませんね。
かつての私もそうでした。

 

先にも紹介したように歯周病は最終的に歯が抜ける病気ですから放置するとどうなるか?
自分の歯がなくなり義歯や入れ歯で毎日食事をする自分の姿を想像してください。

 

絶対にイヤですよね。

唾液が出ないということは将来の義歯や入れ歯を約束しているようなもの。

 

善は急げ!

 

今から対策をしていけば80歳まで20本の歯を残すことができます。
唾液は将来の歯の残数を左右するほど大切なモノなのです。

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唾液は口腔環境を正常化している(詳細)

先ほど、唾液は口腔環境を正常にしてくれている話を出しました。
イメージが湧きにくいかと思いますので、ここではもう少し詳しく踏み込んでみましょう。

 

あなたは「唾液」と聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか?

もしかしたら「汚い」というイメージをお持ちかもしれませんね。
汚いものが口腔環境を正常化していると言われても信じがたいことでしょう。

 

実は唾液というのはほとんどが水分で残りはミネラルなど
唾液はミネラルウォーターみたいなものです。
ですから、まったく汚いものではありません。

 

僅かに含まれるミネラルなど不純物のなかには殺菌成分を持つラクトフェリンやリゾチームといった抗菌物質も含まれているのです。

唾液が出るということは口腔環境にいる細菌などを殺菌して正常な状態を作り出しているのです。

 

野生動物は歯を磨かなくても歯が抜けることは基本的にありません。
理由はさまざまですが、唾液による抵抗力が強いため歯磨きをする必要がないという見方が一般的です。

 

体質によると思いますが、歯磨きをしなくても歯周病にならない人は実際にいるみたいですからね。
そのような人の唾液を調べると動物なみの殺菌力を持っているそうです。

 

人間では実感しにくいですが、野生動物に目を向けてみると唾液の役割は重要であることがわかりやすいかと思います。

ただ、最近では飼い犬の歯周病は増えているようです。
人間と同じような食生活をしていると、犬でも歯周病になるリスクがあるとのことでした。

 

社会には唾液が出にくくなる要素が多数

疲

唾液が歯周病や虫歯に良いというのは単純に殺菌力があるという話で難しいものではありません。
単純な話なのですが、人間社会はストレス社会ですから唾液が出にくくなる環境がそろっています。
解決まで持っていくのが難しかったりするのです。

動物のように本能のままに生きれば歯周病や虫歯とは無縁なのでしょう。
しかし、残念ながらそうとはいかず歯磨きなどをして口腔環境を清潔にしないと維持できないのです。

 

もしこれを怠れば歯周病菌や虫歯菌は好き勝手あばれて歯を抜かないといけない状況に追い込まれます。
唾液は口腔環境の正常化に重要な役割をしているのです。

 

ちなみに唾液が口臭の原因になるのは、唾液の殺菌力も関係しています。
唾液が細菌を殺菌すると絡め取って掃除までしてくれるのです。
この絡め取った細菌が口臭の原因を作ります。

 

濡れた雑巾を放置すると、とてつもない悪臭を放ちますよね?
学生時代に掃除の時間にこのような経験をした人は多いはず。

 

唾液が臭かったりネバネバするのは歯周病菌や虫歯菌が多い証拠です。
あなたのように唾液が出にくい人ほど少量分泌の唾液で大量の細菌を駆除しますから余計にニオイがきつくなります。

 

唾液を出して義歯や入れ歯のない生活に!

今回は「唾液分泌量が減少するとどのような危険性がある?」という疑問に答えてみました。
唾液は歯周病や虫歯とも密接に関係しています。
口腔環境を正常化しているのは唾液であり、唾液によって細菌の繁殖を防いでいるのです。

 

もし唾液分泌量が少ない場合は殺菌力は失われていきますから繁殖し放題になるでしょう。
そうなれば症状は進行していき、やがて歯を抜く選択を迫られる危険性はあります。

 

歯周病は20年くらいかけてゆっくり進行しますからね。
今の手入れが将来に大きく影響してくるでしょう。

 

唾液の現象は細菌の活性化を引き起こし歯が抜けやすい状態をつくる危険性があります。
それは同時に将来の義歯や入れ歯を約束しているようなものです。
唾液が少ないと思うなら今から対策をしておきましょう。

唾液を出す訓練をしたいなら私の使っているオーラパールという歯磨き粉がおすすめです。
塩味の歯磨き粉なので歯磨き中は唾液がドバっと出てきます。
唾液腺の刺激にもなるので唾液を出す訓練には最適でしょう。

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