便秘は乳酸菌LS1を減らして歯周病を加速させる【訂正】

歯周病と関係する病気

この記事は事実誤認である可能性があります。
調べた限りでは乳酸菌が体内に侵入することはなさそうです。
糖尿病患者で乳酸菌が血液中から見つかることがあり、当然ながら正常な状態ではありません。

 

乳酸菌をはじめとした細菌類は分裂することで増殖します。
唾液に含まれる乳酸菌LS1は唾液腺などに常駐している乳酸菌が増えることで実現しているのかもしれません。
よって便秘によって乳酸菌が吸収されにくくなるという話は【調査中】とします。

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便秘

排便は毎日できているでしょうか?
調べてみると便秘の人は歯周病である場合が多いようですね。

 

歯周病は入口で起こるもの、便秘は出口で起こるものですがつながっています。
とは言え、距離がありますから一見すると直接的な関係はないと考えがちでしょう。

 

実はこれらには連続性があり、便秘から歯周病を加速させることもあります。
その理由を紹介していきます。

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便秘とは便意が解消されないことを言う

あなたは便秘と聞いてどんなイメージを持つでしょうか。
世間的に見ると体内に便が蓄積して固くなった状態とか便意が来ないこと見られていると思います。

 

それも正しいのですが、厳密に言うと便秘は便意が解消されないこと全般をいうようです。

便秘とは、排泄(はいせつ)の回数が少ないこと、また、排泄物がお腹の中に滞っていることです。しかし、毎日、便通があったとしても、苦痛、残便感があると便秘といえます。その逆に、毎日、便通がないとしても、苦痛と感じなければ便秘とはいえません。
出典:便秘とは? 便秘の種類/便秘解消にイチジク浣腸,イチジク製薬株式会社

イチジク浣腸ではこのように便秘を定義しており、私もこの考えに同調しています。
便意を感じていなければ便が蓄積していても便秘とはいえず、毎日排便ができていても残便感があれば便秘になります。

 

便意は食事の仕方次第で変わってきます。
あまり良い話ではないですが、食事制限ダイエットをしている人は排便回数が必然的に少なくなります。

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出典:榎木孝明、30日”断食”のワケ 9キロ減も「素人まねしないで」

先日、榎木孝明さんが断食して9kg痩せたというニュースが出ましたが、このような生活をしていたら便意はまず来ないでしょうね。
逆に食べる量が多いと1日に複数回の便意を感じることはあると思います。

 

便意は時と場合によって変わりますので、便意が来ないから便秘とも言い切れません。
しかし、多くの場合は普通に食事をしていても便意が2~3日に1回という状態なので「便意が来ない=便秘」でも間違いではないと言えます。

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便意が来ない理由

便秘の人は便意が来なくて悩んでいる人がほとんどでしょう。
私もひどい便秘持ちでしたが、現在は無理やりでも毎日出すようにしています。

 

ある程度習慣づけると毎日出るようになるものですね。
習慣によって便意を起こすようにすることもできるのですが、根本的に問題とされているのは腸内環境です。

先日紹介したプロバイオティクスはまさに腸内環境の改善を指すことがほとんどでしょう。
腸内環境が悪化していると便意は起こりにくくなります。

便意が起こる仕組み

便意とはどのような仕組みで起こるのか?
これについては排便反射というものを理解しておく必要があります。

 

排便反射は肛門からすぐ上にある直腸に糞便が蓄積されると起こります。
直腸は風船のようなもので、ある程度は糞便を許容することができますがいずれ限界に到達します。

 

そうなると排便反射を脳に伝えて便意を起こす仕組みになっているのです。
腸内環境が悪化している人はこの直腸に糞便がたまりにくい傾向にあります。

 

糞便は蠕動運動によって大腸から直腸へと運ばれます。
この蠕動運動は腸内環境が酸性で善玉菌が活発に活動していると起こりやすいです。

 

しかし、便秘の人は糞便の長期蓄積が悪玉菌を活性化させてアルカリ性にしてしまい、善玉菌を減らして悪循環をつくっているのです。

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唾液に含まれるLS1も減少【調査中】

以前、ヨーグルト歯磨きを紹介しいたことがありますね。
ヨーグルトは乳酸菌など善玉菌が多く存在しており、ここで紹介しいている腸内環境改善にも大いに役立つと言われています。

乳酸菌LS1はプロバイオティクスにおいては口内環境に影響を与える唯一の乳酸菌と位置づけられています。
唾液にも乳酸菌LS1は存在しており、口内環境を最適な状態に維持してくれているのです。

 

当然唾液から出るということは一度体内に吸収されないといけません。
栄養が吸収されるのは基本的に小腸や大腸です。

腸

便秘の人は善玉菌不足の傾向にありますから乳酸菌の摂取不足もありますが、悪玉菌優位の環境であると体内吸収もされにくくなります。
そのため唾液の乳酸菌LS1も減少して歯周病を悪化させる原因へとつながってきます。

 

私はヨーグルト歯磨きは酸性が強すぎて歯を溶かす可能性があると考えています。

WS000001出典:歯が溶ける! 酸蝕歯を知っていますか? |綾瀬 相原歯科医院|最先端の治療を綾瀬

pHが5.5以下だと酸蝕歯の危険性があり、ブルガリアヨーグルトは4.2くらいです。
ヨーグルト全般的にこのあたりの数値になると思いますので歯が溶けるかもしれません。

 

そのため唾液による乳酸菌LS1の供給が一番良いと考えています。
ですから、腸内での善玉菌優位の環境は歯周病対策を考えたら必要不可欠でしょう。

 

歯周病対策は腸内環境改善も必要

今回は便秘と歯周病についてあつかってきました。
歯周病は入口、便秘は出口で起こるもので関連性はないと考えがちですが、連続性があるのでつながっていると言えます。

 

便秘の人は主に排便の頻度が低いです。
排便の頻度が低い理由はさまざまですが、一番多いのは腸の働きが弱くなっていること。

 

糞便が直腸に蓄積すると便意を感じて出るものですが、腸の働きが弱いので直腸に糞便が送られません。
腸の働きが弱いのは善玉菌が不足していることが多く、プロバイオティクスもこれを改善しようという動きですね。

 

腸内の善玉菌が不足すると健康に悪影響を与えます。
そのひとつが当サイトでも専門に扱っている歯周病です。

 

唾液に含まれる乳酸菌LS1も減少するため口内で殺菌する作用が弱くなり歯周病菌が活動しやすくなります。
腸内環境の悪化は唾液への乳酸菌LS1供給を減らして、歯周病の進行を加速させる方向へ進めるのです。

 

次は便秘と対局にある下痢と歯周病の関係を紹介していきます。

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